岐阜県博物館

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館長メッセージ

 

ご あ い さ つ

 

 

 岐阜県博物館は、県立の総合博物館として昭和51年5月に開館して以来、「岐阜県にゆかりのあるもの」を中心にした調査研究・資料収集・保管・展示を行うことで、県民に広く学びの場を提供してまいりました。この間、岐阜県の学術文化及び博物館教育の拠点として、大変多くの皆様にご利用いただきましたことを心から感謝申し上げます。
 令和5年度は、猛威を振るった新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられ、以前のような日常が戻り始めた1年間でした。様々な制約も解除される中、岐阜県博物館でも館内での展覧会(特別展、企画展、マイミュージアムギャラリー展示)のほか、外部機関との連携企画展や移動展を開催しました。
 特別展「岐阜の祭り みんなのこころ粋」では、豊かな自然環境のもと、地域の生活や文化と深くかかわってきた岐阜県の祭りをとりあげ、古くから伝承されている「祭り」への今後の参加、祭りを伝承しようとする思いを高める展示を行いました。特別展「出かけよう!0→3,000mの旅 植物が彩る物語」では、海抜0mから標高3,000mまでの旅路を辿り、植物を中心とした岐阜の豊かな自然が彩る物語について紹介する展示を行いました。企画展「錦絵からみた武士の世界」では、岐阜県博物館が収蔵する数多くの錦絵のうち、歴史や伝説で勇ましい活躍をする侍・武士に焦点を当てて紹介しました。企画展「美しき鉱物の世界」では、色彩が豊かな鉱物や不思議な形の岩石など、鉱物や岩石の魅力を紹介しました。
 また、博物館・図書館連携企画展「岐阜の城館探訪Ⅱ 最近の調査成果からみた岐阜の戦国」、移動展「絶滅から救え!ぎふの鳥ライチョウ」、博物館・岐阜大学・名古屋大学博物館連携企画展「おもしろい骨のはなし しらべる・つくる・のこす」等、館外で開催する展覧会も実施することができました。このほかにもマイミュージアムギャラリーでは、岐阜県にゆかりのある方が収集し所蔵するコレクションや、生涯学習で得た成果を展示公開する場として全6回の展示を行い、多くの来館者に展示を見ていただくことができました。
 令和6年度も多くの展覧会の開催を計画しております。特別展「ポケモン化石博物館」では、人気ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するふしぎな生き物「カセキポケモン」と私たちの世界で見つかる「化石・古生物」を見比べて、似ているところや異なっているところを発見し、古生物学について楽しく学ぶ展覧会を開催します。企画展「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧:美濃伝をたどる」では、赤羽刀返還から30年になることを機に、岐阜県内で受領された赤羽刀を総覧する展覧会を関市と連携して開催します。博物館・文化財保護センター連携企画展「寺院跡からみた岐阜の歴史 古代・中世寺院跡総合調査の成果より」では、岐阜県古代・中世寺院跡総合調査の成果報告と、県内の主な寺院跡の発掘調査の出土品を展示し紹介する展覧会を開催します。
 このほか、博物館・図書館連携企画展、移動展等、館外の県内各地で開催する展覧会や、令和元年度から保存活用事業を進めていた登録有形文化財旧宮川家住宅主屋の一般公開も再開します。また、三重県総合博物館(MieMu)との交流企画講演会を含む全14回の講演会や、収蔵庫探検などを含む全23回のけんぱく教室の開催など、広く県民の皆様が親しみ、学んでいただける催し物を多数計画しております。加えて、調査研究活動、資料収集保管活動、サポーター協働事業、民間商業施設との連携イベント、収蔵品や資料の館外展示による観覧機会の提供など、より一層の魅力発信に努めてまいります。

令和6年4月1日
岐阜県博物館長  丹 羽 和 也

 

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