岐阜県博物館

収蔵資料データベース
  • ホーム | フォントサイズ
  • 公式X
  • 公式facebook
  • 公式Instagram
館長メッセージ

 

ご あ い さ つ

 

 岐阜県博物館は、県立の総合博物館として昭和51年5月に開館して以来、「岐阜県にゆかりのあるもの」を中心にした調査研究・資料収集・保管・展示を行うことで、県民に広く学びの場を提供してまいりました。この間、岐阜県の学術文化及び博物館教育の拠点として、大変多くの皆様にご利用いただきましたことを心から感謝申し上げます。
 令和4年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に努めながら、館内での展覧会(特別展、企画展、マイミュージアムギャラリー展示)のほか、外部機関との連携企画展や移動展を開催しました。
 特別展「発見!いにしえの岐阜 -弥生・古墳・古代-」では、弥生時代から古代の選りすぐりの“発見”を出土品によって紹介するとともに、調査・研究が大きく進んだ弥生時代末から古墳時代初めの墳墓・古墳にも特に注目し、あらためて岐阜の歴史に思いをはせる展示を行いました。特別展「パレオアート作品展 -二人のパレオアーティスト-」では、小田隆氏(画家・イラストレーター)の古生物復元画と、徳川広和氏(古生物復元模型作家)の古生物復元模型を通して、恐竜を中心とした古生物を科学と芸術の両面から楽しむ展示を行いました。連携企画展「蔵出し!骨のあるやつ」では、岐阜県博物館と岐阜大学が収集した資料を中心に、いろいろな動物の骨をたっぷり紹介することで、骨の形の不思議さや美しさを楽しみながら知っていただきました。企画展「天下人 家康と美濃の諸将」では、家康の時代を経て美濃の地がどのように変化していったのかを探る機会としました。
 このほか、博物館・図書館連携企画展「岐阜県博物館コレクション つながる、ひろがる錦絵展」、移動展「いつでも防災 次の“その時”に備えよう」、博物館・岐阜大学連携企画展「岐阜県の野生動物 身近で多様な「隣人」たち」、主催イベント「荘川化石フォーラム」等、館外で開催する展覧会・イベントも実施することができました。また、岐阜県博物館DX事業として「恐竜ARアプリ」、「恐竜VR体験」、「刀剣鑑賞 自由自在」を開発し、岐阜県博物館の人気コンテンツである恐竜と刀剣を、360度広がる仮想現実の世界や超高精細画像で楽しんでいただくことができました。
 令和5年度は、特別展「岐阜の祭り みんなのこころ粋」では、豊かな自然環境のもと、地域の生活や文化と深くかかわってきた「祭り」をとりあげ、美濃、飛騨問わず、岐阜県内の様々な地域における「祭り」を知ることで自分の住む地域以外の「祭り」や神事への興味関心を高める展覧会を開催します。特別展「出かけよう!0→3,000mの旅 -植物が彩る物語-」では、岐阜海抜0mから標高3,000mまでの旅路を辿り、植物を中心とした岐阜の豊かな自然が彩る物語について紹介し、変化に富んだ自然の宝箱を開き、魅力ある自然と触れ合う展覧会を開催します。
 このほか、博物館・図書館連携企画展、博物館・岐阜大学・名古屋大学博物館連携企画展、移動展等、館外の県内各地で開催する展覧会も計画しています。また、三重県総合博物館(MieMu)との交流企画講演会を含む全14回の講演会や、収蔵庫探検などを含む全32回のけんぱく教室を開催するなど、広く県民の皆様が親しみ、学んでいただける催し物を多数計画しております。加えて、調査研究活動、資料収集保管活動、サポーター協働事業、民間商業施設との連携イベント、収蔵品や資料の館外展示による観覧機会の提供など、より一層の魅力発信に努めてまいります。

 
                                                                                                                                                                                           岐阜県博物館長  森 島 勝 博

  • HOME
  • >
  • 館長メッセージ

ページトップへ