11月26日(土) 「日本刀鑑賞講座」を開催しました
関伝(せきでん)日本刀鍛錬(たんれん)技術保存会の井戸誠嗣(いど せいじ)会長をお招きして、日本刀の鑑賞講座を実施しました。
最初に、日本刀は作られた時代によって作風の変化があること、それらを古刀・新刀・新々刀・現代刀に分けていることの説明の後、現在、当館人文展示室1に展示されている5口の刀剣について、1点ずつ解説をしていただきました。
展示作品はいずれも岐阜県指定文化財の優品ぞろいです。刀剣大好きな講師の日本刀に対する深い愛情と長年にわたる研鑽(けんさん)による豊富な知識、それに、温かい人柄を反映した名解説でご覧いただきました。20人を超える参加者の皆さんからは盛んな質問もあって予定の時間を延長して、より深い鑑賞体験に浸っていただけたのではないかと思います。
岐阜県博物館には美濃伝を中心に多くの刀剣が収蔵されています。これらは約3ヶ月ごとに入替をしながら、順次、ご覧いただけるように展示公開しています。是非、定期的にご来館・ご鑑賞ください。
なお、本日鑑賞していただいた刀剣は総入れ替えして、11月29日(火)からは別の作品を展示します。本日ご参加の皆さんも、是非、近いうちに再来館ください。